2008年12月アーカイブ

昨日と打って変わって寒い一日。「心も寒いよね」と知人に冗談を言うものの、あながち冗談ではなかったり。

受講生の研修先が決まって一安心。

昨日溜まっていた原稿をアップしたので、久しぶりにヒマな一日。とはいえ、朝から見積もり1点、請求書1点、短めの原稿1点を書く。合間に洗濯。ついでにあまりにも汚れていた通勤用のカバンも洗濯機に放り込む。

仕事が忙しいのはありがたい事だし、貧乏はいいかげんに脱出したいけれど、生活のための仕事以上の楽しみとか喜びとか、そういうものがない人生は興味がない。先日知人と話をした時に、自分が望んでいる将来とは「のたれ死に」なのではないだろうか、と答えた。西行気取り。

執筆した本の編集者 S さんと忘年会。次の日はクラスの忘年会。どちらも楽しかった。今年はあと2つ忘年会が残っていて、いささか飲み疲れ気味。

『思い出トランプ』はまだ読み終えていないものの、けっこうブラックな内容の話が多くて想像と違っていた。

本を上梓することができてハッピーな一年だったけど、冴えない感じの年の瀬。なんだかなー。いろんなことを忘れて年末年始にゆっくりすることだけが今の楽しみ。

『レキシントンの幽霊』(文春文庫)読了。『氷男』と『トニー滝谷』が面白かった。ただしオチはなし。『沈黙』はなんだか漱石の『こころ』みたいだった。次は、向田邦子『思い出トランプ』(新潮文庫)を読む予定。

土曜日に、新宿で過去の受講生(女子)3名と飲み。東口の居酒屋で飲んで、二次会は何度か行ったことのあるゴールデン街の N で飲む。3人ともコーディングの現場で働いているので、必然的に彼女らの仕事の話がメインとなる。よい話もそうじゃない話も。自宅に着いたら財布の中身が15円だった!

日曜日は朝から雨。しかも寒い。カレーを作ってみた。終日自宅で作業。夜になって作業しながらいただきものの日本酒を飲む。諏訪にある麗人酒造という蔵の吟醸原酒『初しぼり』と大吟醸『希(のぞみ)』。貧乏人にはもったいない酒なので、しみじみと味わう。

久しぶりに村上春樹を読む。『中国行きのスロウ・ボート』(中公文庫)読了。現在は『レキシントンの幽霊』(文春文庫)を読んでいる。

仕事を終えてから自宅に戻って、やや仮眠。その後に Flash の更新作業。数ヶ月前から溜まっていた作業はようやく落ち着いてきたものの、まだ完全には終わらず。

年末が近づいてきて、なんとなく気持ちが焦るのは世間と同じだけれど、しみじみとした気持ちにはまだ当分なれない。

阿佐ヶ谷にある杉並区役所に行く。区役所の用事はまるで楽しいものではなかったものの、駅前の佇まいやアーケードの商店街には、西荻はもちろん、吉祥寺にもない独特の良さがあり、しみじみとする。たった二駅離れているにもかかわらず、杉並区に引っ越してから一度も阿佐ヶ谷駅で降りたことがなかったことに気づく。

今月はひどく貧乏なので、戎はもちろん宅飲みのビールも控えているのだけれど、集中して仕事をしていると、仕事を終えて寝る前にはやっぱりビールを飲みたくなる。どんなに金がなくても発泡酒を飲むのだけはあり得ないと思っていたけれど、背に腹は代えられず発泡酒を買ってしまう。敗北感。冷えた発泡酒はそれなりにうまいけれど、ぬるくなるとやっぱりいただけない。

日曜日、早起きして1時間半かけて佐倉まで向かう。佐倉駅に着いてから緊急事態に気づく。恥ずべきことなのでここには書けないが、要するに川村記念美術館には行けなかったということになる。うなだれて自宅に引き返す。

まあ、言ってみれば因果応報というか、相当見たかったモーリス・ルイスの作品を直前で見ることができなかったのは、いわば、自分の生き方がどこか(というか、どこなのかはわかっている)間違っているということなのだろう。

凹みながらも、大きな仕事の一本を仕上げて引き続き、もう一本の仕事に取りかかる。波瀾万丈の2008年の最後の月は、こんな風に始まったのだった。